第3回 体重のはなし 〜健康に良い体格は?〜(2021年6月号)

 人の体格を考える際にBMI(体格指数)を用います。BMIは体重(kg)を身長(m)で2回割って求められます[体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)]。BMIが18.5未満は「痩せ」、18.5以上25未満は「普通体重」、25以上は「肥満」と判定されます。健康に良い体格は「普通体重」の範囲と考えると例えば身長が155cmの方では45~60kg程度です。少しぽっちゃりな体格の方が健康に良いとされています。若い方の無理なダイエットは健康を害するリスクがあります。また、年配の方では体重が減少すると免疫力や体力が落ちてしまいます。ご自身の体格(BMI)を理解し、無理なダイエットや体重減少に注意しましょう。

管理栄養士 宮島さんの健康コラム
管理栄養士 宮島さんからのメッセージ

■ 病院の管理栄養士の役割病院の管理栄養士は、「食と栄養」の面から患者さんのサポートを行っています。近森病院では、患者さん一人ひとりに担当の管理栄養士がおり、病気や病状、年齢や体力などに合わせて、適正な食事の内容を検討し、提供しています。
また、入院中に美味しい食事を食べていただけるよう、患者さんの声に耳を傾け、食事の量や硬さ、大きさなどは、担当の管理栄養士が個別で対応をしています。食事が取りづらい患者さんや食欲がない患者さんへは、食べやすい食事の提案や調整を行っています。
入院中も食事をしっかり召し上がっていただき、少しでも早く回復が出来るようサポートしています。