ご挨拶

サンプラザを知る
(サンプラザのイズム)

サンプラザは経営理念として

(株)サンプラザ 代表取締役社長1、サンプラザは、商品・サービス・情報を通じて、地域のお客様の健康で
より豊かな暮らしの創造に貢献します。

2、サンプラザは、誠実・奉仕を大切にする企業風土を築いていくとともに、
楽しく、安心して働ける職場づくりをめざします。

以上の2つを掲げて営業して参りました。昭和37年に創業しましたから、50年以上地域のお客様と歩んできました。お客様に貢献する上で一番大切にしているのが「商品」です。
高知県で50年以上商売をしてまいりましたから、地元の食材を取り扱うことはもちろん、旬の食材や、話題の商品を全国各地から集めて販売してまいりました。
また最近では特定保健用食品のような健康志向にマッチした商品も数多く取り扱っております。高知で商売をつづけていくうえで、どうしても考えなければならないのがお客様の「健康」です。地域のお客様に健康でいてもらわなければ私たちの商売はたちまち立ち行かなくなってしまいます。地域のお客様に元気で毎日来店してもらうことがサンプラザの目標であり生命線なのです。私たちの取り扱う商品、活動の考え方は「医食同源」という言葉に表されています。日頃からバランスのいい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方が「医食同源」です。
サンプラザでは食育活動などを通して、地域のお客様に健康で過ごしてもらうための食事を提案しています。それは本来、昔から日本人が大切にしてきた伝統的な食材や食べ方といったものが中心となっていますが、最近は食事の欧米化や、外食・コンビニエンスストアなどの積極的な展開などにより野菜の摂取量が少なくなり、塩分摂取量は多くなってきてしまっています。そういった食生活を見直してもらう活動(食育)を私たちは積極的に行っています。
また地域雇用の創出、人材育成にも力をいれています。サンプラザではアルバイトまで含めると1000名近い従業員が働いています。従業員教育にも力をいれており、スーパーマーケット検定を中心に各種の通信教育の受講、地域で開催されているセミナーにも積極的に参加しています。また社内でも「サンプラザチャレンジシステム(SCS)」という人材育成と人事評価が連携したツールを使い速やかな人材育成に努めています。また「サンプラザレイバーユニオン(労働組合)」とも協力し、労働環境の見直し、各種レクリエーションの開催などを通して楽しく、安心して働ける職場づくりを目指しています。

サンプラザの地域貢献プロジェクト

サンプラザでは毎月1回、高橋 本 先生と親子12組24名様を招待して料理教室を開催しています。その料理教室では地域の旬の食材を中心に献立を考え、調理実習を行っています。
また「お弁当の日」という取り組みを土佐市の小学校や中学校と始めました。子供たちだけでお弁当を作ってもらい学校に持ってきてもらうという内容です。この取り組みの中でもサンプラザでは子供たちに対して料理教室を行っています。そうした料理教室を通して、地域の子供たちの成長をサポートしています。
サンプラザが地域貢献の中心として30年来つづけている取り組みが「ハッピーライナー事業」です。ハッピーライナーと名付けた移動販売車を中山間地域を中心に走らせています。過疎化が進み、買い物をする場所もない、また買い物にいく手段もない方たちのために、こちらから出向き食材や日用品を購入してもらっています。また行政と協定を結び「地域見守り隊」としてお年寄りの緊急時の対応、孤独死の防止にも一役かっています。こうした活動は最近問題視されている「買い物弱者」への対応策として各方面から注目されている取り組みでもあります。「買い物弱者」への対応では認知症サポーターの取り組みを行っています。認知症への理解を深めることで高齢化の進む高知県における介護支援者との連携を深めていっています。
また手話協会を通じて「手話」を勉強しています。まだまだ手話で会話できるレベルではありませんが、耳の不自由な方に対する理解を深めています。耳の不自由な方というのは外見では判断できません。耳の不自由な方がお買いものする際に感じているお困りごとをお聞きし、それをまとめたものを準備し指さしすることでお困りごとを解消できるようにしています。
スーパーマーケットを運営していると野菜くずや、魚のアラ、油カスといった食品残渣がでてしまいます。それらをただ生ごみとして処理してしまっては環境に負担をかけてしまいます。そこで我々は食品残渣を堆肥化し、田畑に肥料として使ってもらうことで環境への負荷を軽減しています。またそれらを実際に体験してもらうために「田植え体験会」を行い、参加者に肌で感じてもらっています。体験会で植えた苗が収穫を迎えた時には、それらを収穫し、精米し販売も行っています。そのほかにもいろいろな作物を育て、商品化を行っています。

サンプラザチャレンジシステム

サンプラザでは「サンプラザチャレンジシステム(以下SCS)」という人事評価制度を使って人材育成に努めてきました。パートタイマーにはS-1~S-5までの等級があります。等級別に加給制度があり等級が上がるごとに報酬も増えます。SCSのツールには「教育カード」「実務チェック表」があります。これらのツールの項目は非常に細かく設定されており、上司の教え抜かりがないよう基本から応用までが網羅されたチェック表となっています。これらを徹底的に使うことで、効率よく会社・社会に貢献できる人材を育てているのです。SCSはパートタイマーだけではなく正社員にも適応しています。
段階に応じた「教育カード」「実務チェック表」がありますから、どの段階においても効率の良い人材育成を実現できています。このSCSがサンプラザの成長を支えてきたといっても過言ではありません。
また最近の少子化に伴い、学生からの応募・採用が減ってきています。そこでサンプラザではアルバイト・パートタイマーからでも正社員になれる登用制度を採用しています。この登用制度をつかって毎年何名もの従業員が正社員となり活躍の場を広げています。その他にも専門誌の購読や、通信教育などの受講も積極的に勧めています。また社内の従業員教育の場も1年の中で複数回設けていますので自然と仕事に対する知識が増える環境となっています。サンプラザではこういった人材育成を通して地域貢献に寄与し、雇用の拡大に努め地域の活性化につなげたいと思っています。

スーパーマーケットの今とこれから

スーパーマーケットは小売業界の中で売上高は最大で中心的な役割を果たしてきました。しかし少子高齢化や人口減少で先細りする市場とコンビニエンスストアやネット通販の台頭の影響で長期的な売上の減少に苦しんでいます。
スーパーマーケット業界では、イオングループ、セブン&アイHDが、中小スーパーを取り込み、規模の拡大を進めてきました。しかしながら現在、食料品から衣料品・家具・家電まで扱う総合スーパー(以下GMS)の苦戦が続いています。かつては、1つのお店で全てを揃えることができる点が消費者にうけ、各社が出店攻勢をかけましたが最近はGMSの売り上げが低迷し「GMSは時代遅れ」と言われるようになりました。イオン傘下のイオンリテールとダイエー、セブン&アイHD傘下のイトーヨーカ堂は業態の転換や閉店をすすめています。
一方、比較的好調なのが、食品スーパーです。地域型スーパーとして、特定の地域に集中して出店する「ドミナント戦略」を進め、攻勢を強めています。
また地方では、地域ごとに業務提携やM&Aが進んでおり、スケールメリット(企業規模の大きさ)を活かした大量仕入れによるコスト削減を目指しています。
ここ数年、スーパーマーケットでは、GMSとは異なり、販売数量確保のための価格戦略ではなく、品質や健康など付加価値向上により、客単価増に取り組む動きが活発になっています。消費者側も、これまでに比べ、食品を選ぶ際に「安心・安全」「健康」「簡便性」「高品質」などの品質や、機能面を重視する健康が強くなっているのは確かです。
また最近ではSNSの普及につれて、友人・知人同士の交流だけではなく、情報収集の場としての役割も高まってきています。SNSは単なるコミュニケーション手段を超えて消費者の消費行動にも影響を与えるようになってきています。SNSの投稿写真では「食」が映し出されていることが多く、SNSにおける「食」はつながり意識を引き出す役割もは果たしています。こうしてSNSと「食」が組み合わさることで、消費者の食生活はより一層豊かなものになっているはずです。
また「食」とSNSを組み合わせることで消費者との接点を広げ、実際に「買い物」をしてもらうことで消費者と「食」の接点をつなげるといった役割が重要になってきています。
これからのスーパーマーケットは自社が拠点を置く地域で人材育成、関連事業の創出、輸送インフラの整備、公衆衛生の改善などを通して地域の発展・活性化に貢献しつつ、自社の競争力・事業基盤の強化を目指す必要があります。

(株)サンプラザ 代表取締役社長 水田芳彦