第2回 バランスの良い食事ってどんな食事?(2021年5月号)

「健康のためにバランスの良い食事を取りましょう」と耳にすることがあります。では、バランスの良い食事とはいったいどんな食事でしょうか? 和食の基本といわれる一汁三菜は、主食の「ご飯」と「汁物」と「副菜(おかず)」を3つ揃えることを言います。
バランスの良い食事は、「主食」「主菜」「副菜」が揃っている食事を指します。主食は、ご飯やパン、麺などであり、エネルギー源となる炭水化物を摂取します。主菜は、肉、魚、大豆製品などで、筋肉の材料となるたんぱく質を補給します。副菜は、野菜や海藻、きのこなどを組み合わせて、ビタミンやミネラル、食物繊維を補給します。
減塩の観点では汁物は1日1回程度にして、「主食」「主菜」「副菜」が揃っている食事を今一度見直しましょう。

管理栄養士 宮島さんの健康コラム
管理栄養士 宮島さんからのメッセージ

■ 病院の管理栄養士の役割病院の管理栄養士は、「食と栄養」の面から患者さんのサポートを行っています。近森病院では、患者さん一人ひとりに担当の管理栄養士がおり、病気や病状、年齢や体力などに合わせて、適正な食事の内容を検討し、提供しています。
また、入院中に美味しい食事を食べていただけるよう、患者さんの声に耳を傾け、食事の量や硬さ、大きさなどは、担当の管理栄養士が個別で対応をしています。食事が取りづらい患者さんや食欲がない患者さんへは、食べやすい食事の提案や調整を行っています。
入院中も食事をしっかり召し上がっていただき、少しでも早く回復が出来るようサポートしています。