第32回 お酒と上手に付き合いましょう(2024年5月号)

「健康日本21」では「節度ある適度な飲酒」として、純アルコール量1日平均20g程度を提示しています。

純アルコールは、「摂取量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8(比重)」で計算できます。

純アルコール量20gは、ビールであれば、500mlを1本、日本酒であれば1合(180ml)、ワインであれば2杯弱(200ml)が目安になります。

 

お酒の飲み過ぎは、咽頭がんや喉頭がん、肝機能障害、高血圧、膵炎など様々な臓器の障害の原因となります。

上手に付き合う方法として、①アルコールの量を把握する、②休肝日を設ける、③強いお酒は薄めて飲むなどがあります。

お酒は節度ある飲み方で、楽しく美味しく飲みましょう。

管理栄養士 宮島さんの健康コラム
管理栄養士 宮島さんからのメッセージ

■ 病院の管理栄養士の役割病院の管理栄養士は、「食と栄養」の面から患者さんのサポートを行っています。近森病院では、患者さん一人ひとりに担当の管理栄養士がおり、病気や病状、年齢や体力などに合わせて、適正な食事の内容を検討し、提供しています。
また、入院中に美味しい食事を食べていただけるよう、患者さんの声に耳を傾け、食事の量や硬さ、大きさなどは、担当の管理栄養士が個別で対応をしています。食事が取りづらい患者さんや食欲がない患者さんへは、食べやすい食事の提案や調整を行っています。
入院中も食事をしっかり召し上がっていただき、少しでも早く回復が出来るようサポートしています。