第20回 高知のフルーツトマト~甘さのヒミツ~(2023年3月号)

フルーツトマトは品種名ではなく、特別な栽培方法で作られた高糖度トマトを指します。

一般的なトマトの糖度は3度~5度くらいですが、フルーツトマトの糖度は7度~10度ほどです。水をあまり与えず育てるため、土壌の養分をたくさん実に蓄え、甘味が凝縮します。通常のトマトより、成長に時間がかかり、普通栽培ほど大きくなりません。

丸みがありズシリと重いトマトは、果肉が詰まっていて甘くて美味しい証拠です。色ムラが無く濃い鮮やかな赤さを持ったトマトは、よく熟しています。一般的なトマトは夏が旬ですが、フルーツトマトは2月~5月が旬です。春の高級な味覚として定着してきています。トマトは、ビタミンAやCがとても豊富で、美容や健康のためにも嬉しい野菜です。

管理栄養士 宮島さんの健康コラム
管理栄養士 宮島さんからのメッセージ

■ 病院の管理栄養士の役割病院の管理栄養士は、「食と栄養」の面から患者さんのサポートを行っています。近森病院では、患者さん一人ひとりに担当の管理栄養士がおり、病気や病状、年齢や体力などに合わせて、適正な食事の内容を検討し、提供しています。
また、入院中に美味しい食事を食べていただけるよう、患者さんの声に耳を傾け、食事の量や硬さ、大きさなどは、担当の管理栄養士が個別で対応をしています。食事が取りづらい患者さんや食欲がない患者さんへは、食べやすい食事の提案や調整を行っています。
入院中も食事をしっかり召し上がっていただき、少しでも早く回復が出来るようサポートしています。