第19回 ほうれん草をいつでも美味しく食べる ~便利な保存方法~(2023年2月号)

ほうれん草は、緑黄色野菜の代表で鉄、ビタミンA、ビタミンCなどが豊富に含まれている栄養素が豊富な野菜です。ほうれん草をいつでも美味しく食べるための保存方法を知っておくととても便利です。

保存方法は「生のまま冷凍」か「茹でてから冷凍」と2つがおすすめです。流水で根元の土を落とし、全体を洗います。十分に水気を拭き取り、食べやすい大きさにカットして生のまま冷凍用保存袋に入れて保存します。また、かために茹でて冷水にとり、しっかりと水気を絞ったものをラップに包み冷凍用保存袋に入れ冷凍庫に入れます。

一度に食べ切れる量で保存することで、調理が簡単で手間がかかりません。旬のほうれん草を手軽に美味しく食べる工夫です。

ほうれん草は、緑色が濃く葉先がピンとして肉厚なものを選びましょう。葉脈が左右対称のものが良品とされています。さらに茎が適度に太く、根元の赤みが鮮やかなものが新鮮です。保存する場合は、乾燥しないように少し湿らした新聞紙などで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

管理栄養士 宮島さんの健康コラム
管理栄養士 宮島さんからのメッセージ

■ 病院の管理栄養士の役割病院の管理栄養士は、「食と栄養」の面から患者さんのサポートを行っています。近森病院では、患者さん一人ひとりに担当の管理栄養士がおり、病気や病状、年齢や体力などに合わせて、適正な食事の内容を検討し、提供しています。
また、入院中に美味しい食事を食べていただけるよう、患者さんの声に耳を傾け、食事の量や硬さ、大きさなどは、担当の管理栄養士が個別で対応をしています。食事が取りづらい患者さんや食欲がない患者さんへは、食べやすい食事の提案や調整を行っています。
入院中も食事をしっかり召し上がっていただき、少しでも早く回復が出来るようサポートしています。