第18回 「緑黄色野菜」と「淡色野菜」ってなにが違うの?(2023年1月号)

野菜は、「緑黄色野菜」と「その他の野菜(淡色野菜)」の2つに分類されます。緑黄色野菜と淡色野菜は、ビタミンAの仲間の一つである「βカロテン」の含有量で分けられ、緑黄色野菜はβカロテン含有量が多いのが特徴です。見た目で、「色が濃い野菜=緑黄色野菜」と覚えている方も多いかと思います。

βカロテンには体内の活性酸素を減らす抗酸化作用があります。また、ビタミンAに変換されて作用することで皮膚や粘膜の健康の維持にも効果があるとされています。1日の野菜の目標摂取量は「350g」で、そのうち緑黄色野菜が120gです。毎日の健康のために野菜の摂取量を増やしましょう。

管理栄養士 宮島さんの健康コラム
管理栄養士 宮島さんからのメッセージ

■ 病院の管理栄養士の役割病院の管理栄養士は、「食と栄養」の面から患者さんのサポートを行っています。近森病院では、患者さん一人ひとりに担当の管理栄養士がおり、病気や病状、年齢や体力などに合わせて、適正な食事の内容を検討し、提供しています。
また、入院中に美味しい食事を食べていただけるよう、患者さんの声に耳を傾け、食事の量や硬さ、大きさなどは、担当の管理栄養士が個別で対応をしています。食事が取りづらい患者さんや食欲がない患者さんへは、食べやすい食事の提案や調整を行っています。
入院中も食事をしっかり召し上がっていただき、少しでも早く回復が出来るようサポートしています。