第11回 新玉ねぎってなにが違うの?(2022年4月号)

“新玉ねぎ”と“普通のたまねぎ”は何が違うのでしょう? 実は、「同じもの」なのです。収穫後の処理の仕方に大きな違いがあります。

玉ねぎは長期保存を可能にするために収穫後1ヶ月ほど乾燥させて出荷されます。そのため、年間通して手に入ります。一方、“新玉ねぎ”は、収穫後乾燥させずにすぐに出荷したものです。そのため、新玉ねぎは、皮が薄くてみずみずしくて肉質が柔らかく、辛味が少ないのが特徴です。サラダやマリネなど生で食べるのがオススメです。

栄養素は、新玉ねぎと普通の玉ねぎでは、ほとんど変わりません。玉ねぎを切ると目に刺激を感じ、涙が出るのは「硫化アリル」という成分によるものです。硫化アリルには血液をサラサラにする性質があり、動脈硬化予防として有効です。

管理栄養士 宮島さんの健康コラム
管理栄養士 宮島さんからのメッセージ

■ 病院の管理栄養士の役割病院の管理栄養士は、「食と栄養」の面から患者さんのサポートを行っています。近森病院では、患者さん一人ひとりに担当の管理栄養士がおり、病気や病状、年齢や体力などに合わせて、適正な食事の内容を検討し、提供しています。
また、入院中に美味しい食事を食べていただけるよう、患者さんの声に耳を傾け、食事の量や硬さ、大きさなどは、担当の管理栄養士が個別で対応をしています。食事が取りづらい患者さんや食欲がない患者さんへは、食べやすい食事の提案や調整を行っています。
入院中も食事をしっかり召し上がっていただき、少しでも早く回復が出来るようサポートしています。