第10回 高知が誇るソウルフード〝かつお〟料理(2022年3月号)

かつおは暖かい海を好み、群れをつくって泳ぐ回遊魚です。スズキ目、サバ科に属し、温帯から熱帯海域の世界中に生息しています。日本近海では、黒潮にのって太平洋側を春に九州南部から北上し、秋には宮城県沖から南下します。かつおは旬が1年に2回あり、3月頃から九州から北上する際に獲れるかつおを「初鰹」と呼び、8月頃から三陸沖から南下する際に獲れるかつおを「戻り鰹」と呼びます。
高知では初鰹は3月頃から水揚げされます。初鰹は、戻り鰹に比べ脂が少なくさっぱりしているのが特徴です。タタキにして薬味をたっぷり乗せて塩やポン酢で食べるのが美味しいです。栄養価は、脂質が少なくたんぱく質が豊富です。EPAやDHA、タウリンなどが豊富です。

管理栄養士 宮島さんの健康コラム
管理栄養士 宮島さんからのメッセージ

■ 病院の管理栄養士の役割病院の管理栄養士は、「食と栄養」の面から患者さんのサポートを行っています。近森病院では、患者さん一人ひとりに担当の管理栄養士がおり、病気や病状、年齢や体力などに合わせて、適正な食事の内容を検討し、提供しています。
また、入院中に美味しい食事を食べていただけるよう、患者さんの声に耳を傾け、食事の量や硬さ、大きさなどは、担当の管理栄養士が個別で対応をしています。食事が取りづらい患者さんや食欲がない患者さんへは、食べやすい食事の提案や調整を行っています。
入院中も食事をしっかり召し上がっていただき、少しでも早く回復が出来るようサポートしています。