おいしさを見た目でも伝えたい。濃い緑色が自慢のピーマン。
 
UVカットフィルムや天敵を利用したエコシステム栽培なので、まるごと安心して食べられる。小さな白い花が咲いてから収穫まで約1カ月。さらにそのままおくと、緑のピーマンが熟して赤くなる。
「ピーマンのスターに育てたい」と、栽培農家の皆さんは言う。
 「うまいき、食べてみてや」と差しだされた生のピーマン。ツヤツヤとした濃い緑色が印象的で、手にするとずっしりとした重みがあります。このピーマンは、おいしいピーマンを追求する南国市の農家の人たちが、3年前から栽培に取り組んできたもの。かじると、あっさりとした青臭さとほんのりとした甘みが口の中に広がります。
ピーマンには、健康と美容に見逃せない栄養素がたっぷりと含まれています。豊富なビタミンCは加熱調理をしても壊れにくく、肌を美しく保つコラーゲンの生成を促します。また、青臭さのもとであるピラジンは血液をサラサラにする働きがあり、脳血栓や心筋梗塞の予防に効果的。さらに、活性酸素を取り除くカロテンも多く含まれているので、がん予防にも役立ちます。
高知はピーマン栽培が盛んなところ。地元のおいしいピーマンを食卓に取り入れて、食べず嫌いを払拭しましょう。
(監修:RKC調理師学校)
 
豆腐を混ぜることで
やさしい味わいに
なります。
ピーマンの
トマト煮込み
緑と赤、高知野菜の
おいしいカップリング
 
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レ シ ピ
■材料(4人分)
 ピーマン(小)  12個
 [ A ] ・ 合い挽き肉  200g
     ・ 木綿豆腐  1/2丁
 トマト(湯むき)  2個
 玉ねぎ(薄切り)  1/2個
 [ B ] ・ しょう油  大さじ2
     ・ みりん  大さじ2
     ・ 酒  大さじ2
サラダ油  少々
塩・こしょう  少々
片栗粉  大さじ2
 
■作り方
(1) ピーマンはヘタの周囲を切り取り、種を出す。
   
(2) ボウルに(A)を入れ、よく練り混ぜ、塩・こしょう少々で調味する。(1)のピーマンに詰める。
   
(3) 鍋にサラダ油大さじ2を熱し、玉ねぎの薄切りを炒め、(2)を加えて軽く炒める。
   
(4) (B)を加え、水をかぶる位に注ぎ、半分に切ったトマトを加え、中火で15分間煮込む。
   
(5) 器にピーマンを盛り、煮汁に水溶き片栗粉でとろみを付けてソースを作り、たっぷりとかけて仕上げる。