十市の浜で水揚げ。新鮮!ちりめんじゃこ
朝、水揚げされた稚魚が、午後にはちりめんじゃことして店頭に並ぶ。大型の乾燥機があるおかげで、その日の朝どれの釜揚げちりめんが食べられる。
 夜明けとともに十市の浜から水揚げされるイワシの稚魚。体長1〜2cmの透き通った体がキラキラっと光る。釜揚げちりめんは、この稚魚を白い湯気が立ち上る熱湯で茹でて、乾燥させたもの。素材の新鮮さがおいしさの決め手となるだけに、加工場は海のすぐそばにあり、目の前に舟が着きます。ちりめんじゃこのふわっとやわらかい口当たりとやさしい塩加減は、ご飯の友としてシンプル・イズ・ベストなおいしさ。
 小さくても魚まるごとを食べるので、カルシウムの摂取が期待できます。骨を強化し、精神のイライラ感を抑えるカルシウムは、私たちに不足しがちな栄養素。塩分の摂りすぎに注意して、たっぷり食べましょう。
(監修:RKC調理師学校)
 
温かいご飯の場合は
炒めず、混ぜるだけの
簡単レシピで!
梅しそ
じゃこピラフ
彩りを添えて
食欲アップ!
 
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レ シ ピ
■材料(4人分)
ちりめんじゃこ 大さじ8
冷たいご飯 茶碗3〜4杯分
2個
梅干し 2〜3個
大葉 2〜3枚
白ごま 大さじ1
刻みのり 適宜
ねぎ(小口切り) 少々
塩・こしょう 各少々
しょうゆ 少々
サラダ油・ごま油 少々
 
■作り方
(1) 卵を半熟程度に炒めて、フライパンから一度取り出す。
  
(2) 梅干しは種を取り除いて刻む。大葉は糸切りにして水に放す。
  
(3) フライパンにごま油を入れ、中火でじゃこを手早く温め、ご飯を混ぜて炒め、白ごまを加える。塩・こしょうで味をととのえ、(1)の卵を混ぜ、フライパンのふちからしょうゆを入れて混ぜ合わせる。
  
(4) 器に盛って、刻みのり、水気を切った大葉、梅干しをのせて、ネギをふって仕上げる。