つかれた胃をサポートする、やさしい冬野菜。 |
根菜栽培の盛んな春野町弘岡。悠々と流れる仁淀川の河川敷で育っただいこんは、みずみずしくてあまみのある青首だいこんです。
種をまいてから出荷まで約60日。天候や育ちぐあいとのにらめっこが続きます。「なにごともほどよいころ合いというのがむずかしい」と生産者の島本さん。 だいこんは古くから日本人になじみの深い食材で、消化作用についてもよく知られています。でんぷんを分解する酵素・アミラーゼ(ジアスターゼ)は食物の消化を助け、胸やけや胃もたれを防ぎます。また、解毒作用にすぐれた酵素・オキシダーゼは、魚の焦げにある発がん性物質を抑えます。焼き魚にだいこんおろしを添えることは、理にかなったことなのです。だいこんおろしは二日酔いの解消にも役立ちますので、飲み過ぎの翌日には、小さな器一杯を飲んでみましょう。症状がやわらぐといわれています。その際、ビタミンCの豊富な皮ごとおろすことをおすすめします。 |
(監修:RKC調理師学校) |
こんにゃくは手でちぎると 表面積が大きくなって、 味がよくしみこみます。 |