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やわらかな皮が特徴の春物ナス。 |
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新鮮ななすのへたはチクチクする。葉の上にもしっかりとしたトゲを発見。 |
名前に“春”のつく春物のなすはやわらかな皮が特徴で、県内では春野町や安芸市で多く生産されています。「土佐市では春鈴なすを栽培している農家は2、3軒だけ」という中島の横山孝昭さんは栽培歴20年あまり。約500坪のハウスにはナスの苗が1,000本。苗を植えることから実の選別、出荷まで、すべてを夫婦二人でこなしています。なかでも手のかかる作業が「花抜き」で、受粉した花の花びらを一つずつ落としていくと、指先がまっ青に染まります。「ちゃんと花びらを落としちょかんと実が育たんきね」。 ツヤツヤと輝く青紫の色は、ナスニンという色素。ナスニンにはコレステロールの吸収を抑えるほか、眼の疲れを回復させる働きがあります。また、活性酸素や過酸化脂質が生成されるのを抑え、老化やがんを防ぐポリフェノールも含まれています。なすを食べるときは、ぜひ皮も一緒に丸ごと味わってください。 |
(監修:RKC調理師学校) |
揚げたてのアツアツを タレにからめるように しましょう。 |