風、雨、土。できるだけ自然にまかせて作る。
長岡台地の減農薬栽培ニラ。

ニラは周年栽培の作物。秋から初夏まではビニールハウス、夏と秋は露地で栽培される。
 夏の風にニラ特有の香りが運ばれる。南国市の長岡台地でニラを栽培している猪野成人さん。20歳の頃に、アメリカで2年間の農業研修をした後、地元に戻って農業を始めた。「ひとりで試行錯誤をしながら、何年もかかっていきついた」というニラの減農薬栽培。現在は、家族とともに延べ面積177アール の土地で 育てている。「できるだけ自然のまんま、雨と風が天然の虫除けです。水はけと水の便がよい土地の力に助けられてます」。
 栄養的には、ビタミンA・C・Eやミネラル、食物繊維が豊富なニラ。特有の香りは硫化アリルで、疲労回復のビタミンB1の作用を活発にして代謝を高めるほか、消化を促す作用があります。また、活性酸素の発生を抑え、がん予防に期待のある栄養素セレンも含んでいます。漢方的には、血行をよくして体を温め、冷えを予防する働きもありますので冷房病に効果的です。
(監修:RKC調理師学校)
 
豆腐の水気をしっかり
切ることがポイント。
パサパサにならない程度
が目安です。
ニラの白和え
意外とカンタン!料理上手な気分が味わえる一品
 
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レ シ ピ
■材料(4人分)
 ニラ 2束
 にんじん(千切り) 40g
 糸こんにゃく 80g
 もめん豆腐 1丁
 白ごま 20g
  A   砂糖  大さじ1
      白みそ  大さじ2
 
■作り方
(1) ニラは、塩ひとつまみ(分量外)とサラダ油1〜2滴(分量外)を入れた熱湯でさっとゆでて、ざるにあげて水気を切り、2〜3cmの長さに切ってかたく絞る。
  
(2) にんじんは千切りにしてさっとゆがく。糸こんにゃくはゆでて4cmくらいに切って、から煎りして水分を飛ばす。
  
(3) 豆腐をゆで、キッチンペーパーに包んで重しをし、水気をよく切っておく。
  
(4) 白ごまを煎ってすり鉢でよくすり、(3)の豆腐を加えてさらにする。(A)を加えて和え衣を作る。
  
(5) ニラ、にんじん、糸こんにゃくを(3)の衣で和え、小鉢に盛る。