秋の訪れを告げる四角い竹の子
 
 10月初旬から約1ヶ月の間だけ味わえる秋の味覚、四方竹。切り口が四角いことから、この名前が付きました。食用として出荷されているのは高知産のものだけという貴重な食材です。
 細くて長い四方竹は、50cm〜60cmに伸びたものを手で折って収穫し、すぐにゆがいて皮をはぎます。ゆがく温度や時間の調整が難しく、その加減は熟練の技。氷詰めにして鮮度を保ち、翌日には店頭に並べられます。高知ならではの季節の贅沢、四方竹のやわらかな緑色とシャキシャキの感触をぜひ、楽しんでください。
 栄養的には、整腸作用のある食物繊維や高血圧の予防に役立つカリウムが多く含まれています。
(監修:RKC調理師学校)
 
実山椒を入れると、
より香りがよくなります。
中華スパイスの花椒でも
かまいません。
四方竹と牛肉のしぐれ煮
食欲モリモリ、
ごはんがおいしい!
 
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レ シ ピ
■材料(4人分)
四方竹 300g
えのき茸 1パック
牛肉(バラ薄切り) 200g
   (A)  酒     大さじ 3.5
       しょうゆ    大さじ 3.5
       みりん    大さじ 3.5
       水     大さじ 3.5
       砂糖    小さじ 2
 しょうが(糸切り)  15g
 実山椒  6粒
 粉山椒  少々
 
■作り方
(1) 四方竹は食べやすい大きさに切る。
  
(2) えのき茸は石づきを切り落とし、二つに切る。
牛肉は一口大に切る。
  
(3) 鍋に(A)の材料としょうがの半分、実山椒を
入れ煮立て、牛肉を加えて混ぜる。
  
(4) 牛肉の色が変われば、四方竹、えのき茸、
残りのしょうがを入れ、強めの中火で10分
くらい煮る。煮汁がほとんどなくなったら火を
止めて出来上がり。
器に盛り付け、粉山椒を振る。