希少価値の高い原種・アバシゴーヤーはまろやかな苦みが特徴
 
 南国野菜としてすっかりおなじみのゴーヤーは、にがうりとも呼ばれ、独特のほろ苦さが特徴です。このにがみ成分のモモルデシンやククルビタシンには、胃を刺激して食欲を増進させる働きや体を冷す働きなどがあります。また、加熱しても壊れにくいビタミンCが多く含まれ、夏バテや疲労回復の食材として効果的です。
 アバシゴーヤーは、ずんぐりとした形とまろやかな苦みが特徴で、シャキシャキとした食感が際立っています。
 高知の太陽の恵みをたっぷりと受けて育ったゴーヤーで、まだまだ続く暑さを乗りきりましょう。
(監修:RKC調理師学校)
 
素材に火が通っている
ので煮すぎないように
注意してください。
ゴーヤーの炒め煮
野菜の甘みがほろ苦さとマッチ。
 
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レ シ ピ
■材料(4人分)
 ゴーヤー 1本
 かぼちゃ 中1/4個
 秋豆  200g
 大葉  4〜5枚
 ごま 少々
 だし汁 1カップ(200cc)
 薄口しょうゆ  小さじ2
 みりん  小さじ1
 サラダ油  適量
 ごま油  適量
 
■作り方
(1) ゴーヤーは種とわたを取り除き、
2〜3cm角に切る。
かぼちゃは6〜8mmの厚さに切る。
秋豆は筋を取り半分で斜め切りにする。
大葉は薄切りにして水に放しアクを取っておく。
   
(2) ゴーヤー、かぼちゃ、秋豆を少し多めの油で炒めるか、軽く素揚げをし、湯通しして油を抜いておく。
   
(3) だし汁を鍋に入れて煮立たせ、薄口しょうゆとみりんを入れ(2)を加え、ふたをして弱火で柔らかくなるまで煮る。
(4) 器に(3)を盛り、水気を切った大葉を天盛りにし、ごまをふって仕上げる。