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先輩の声 デリカセンター 宮本 郁美

管理栄養士が新規事業?新人に任せるとは本当!

2004年高知女子大の健康栄養学科を卒業し、入社してすぐ国家試験を受け管理栄養士の資格をとりました。
栄養士は卒業時に資格が与えられますが、管理栄養士の資格は、医者や看護師と同様に卒業時にはありません。卒業後に国家試験を受けて得られる資格なのです。ですから、就職活動はその1年前のことですから、まだ資格も取っていない頃に、管理栄養士の資格を武器に新しい事業を構想していたわけです。ずいぶん荒っぽい話ですね。(笑)

 サンプラザの会社説明会には3回出ましたね。3回とも話が少しずつ違っていて、どんどん話が深く入っていきました。そして順次、人事担当の方が「惣菜センターであなたの力が発揮できたらいいね」となってきて…。サンプラザでは、まだ未知の分野だが将来大事なことになる、と考えていたようで「それを、あなたが切り開いて行けたらいいね」となって、だんだん私も興味を持ちました。最初は私と担当者だけの話で、会社の方針として決まったわけではなかったようです。
 今振り返れば、入社してもはっきりとその仕事がありポジションがあるわけではなかったようです。だんだん、私との話が盛り上がり、内定をいただける頃になってから「たぶん、君はそこになると思う」と言われましたから、はっきり決まっていなかったわけですよね。また「惣菜センターは朝早いし、勤務時間も不規則になる」と、ずいぶん脅されましたね。それで私の入社意志の固さを確かめようとしていたわけですね。しかし、私は気にしていませんでした。会社のほうが逆に、不安があったようです。(笑)
 この栄養とか食育とかいった、新しい分野への進出については未知の分野でしたし、直接売上や利益への貢献は見えにくいものです。しかも、不況のさ中に新分野に新人を投入することにも、経費増につながるかもしれない難しさがあったと思います。今となっては笑い話ですが、私も会社も勇気が要る決断でした。

新規事業らしくない?管理栄養士って何?

管理栄養士が何なのか、これほどいろいろと説明しなければ分かりにくい分野はないと思います。また資格の領域も説明しづらい。

入社した頃は、会社は大変な時期でした。「こんな時期に新卒を入れるのか?」「なんで管理栄養士なんだ」とか、私が気がつかないところでさ まざまな声やプレッシャーがありました。ところで、「新規事業?を新人に任せる」「それは本当だった!?」中村先輩やその他の先輩達の体験談は、会社説明 会の時に聞きました。この会社の魅力の一つですね。私の場合は、新規事業と言えるほどのものではないかもしれませんが、本当に言われたことと、マッチング していると思いました。「君にも新規事業を任せる!」は、本当でした。私のポジションには前任者がいませんからね…。女性の私にも、大胆に任せるなんて、 ある意味ではスゴイ会社なんですね?

 周りの人もいい人達でしたが、やはり流通業界全体が大変な時期でしたし、サンプラザも 大変な時期でしたので、私に対する目は厳しかったと思います。非常にプレッシャーを感じました。それですごく大変な思いをしましたが、新人の私に任せてく れたことは本当でしたし、やりがいもありました。そうでなければ、こんなに長く続いていないと思います。実際やっていることは、自分にしかできないことで したから、任されたら誰でも必死になります。プレッシャーを感じる暇なんてありません。もう夢中ですから…。だからこそ、5年間続いたのでしょう。

v_mi_p003スーパーの食材販売は社会貢献事業そのもの

 今の時代、小学生が切れる現象が、社会問題となっています。親子共に朝食をとらないとか、偏食などで生活のリズムや食事のバランスが、家庭でどんどん崩れているようです。大変な時代なんですね。学校や保健所、また健康診断にかかる所だけで食育指導をしても、ものすごく時間がかかります。

やはり、社会全体や食に関わる私たちの業界も、この食育問題にあたらなければいけない時代なんですね。食事の材料を提供するスーパーですし、惣菜を作りご家庭に提供していますので関わりが深い。栄養の問題は、私たちの責任でもあります。漠然と栄養に興味を持って大学に進みました。また、数ある管理栄養士の就職先、その一つであったスーパーの惣菜部門を選びました。そしてサンプラザでこの食育の問題に気づかされ、やりがいとおもしろさを感じましたね。

今は健康志向の時代です。まずは、カロリーを気にする方が多いため、サンプラザも積極的にカロリー表示をしようと考えています。「目に見えて利益が出るものではないが、会社としても大事な活動だから…」との考えです。カロリー計算は、栄養士にもできます。過去に栄養士の資格を持つ人はいましたから、それでもよかったわけですね。

しかし、病人の方などその症状に合った栄養指導ができる管理栄養士は、もう一歩踏み込んだ活動ができます。そこに、この会社は着目したわけです。食育コミュニケーターを全社的に広め、お客さんに食育の提案や指導ができる店にしようという方針です。

 今やどこの店にも、惣菜のパックの裏にカロリー表示のシールがついていますよね。サンプラザでは、栄養表示をもっと見えやすいように、パックの表に貼るようにしてもらうなどの工夫をしています。

しかし、これからはもっと踏み込んでいこうと、現在体制を整えつつあります。中央から「食育コミュニケーター育成」の講師に毎月来ていただき、勉強会をおこなっています。

チャレンジして欲しい食育コミュニケーター

 管理栄養士の資格を強調しましたが、ここでいう食育コミュニケーターというのは、資格が必要というものではありません。研修会がありますし、自分でも深めることはできますので、是非この新しい分野に若い方々にもチャレンジして欲しいと思います。

 しかし、良いことだからと言っても、これを継続維持するためには経済の裏付けが必要ですね。健康に良いからといって、経済性を無視しては長続きしません。その点で、大学で習った座学だけでは社会では通用しません。入社して一番勉強させられたのは、原価計算です。お客様に買っていただくわけですから、値頃感がなければ買っていただけません。また健康に良いからと言っても、高くては売れません。しかし、いくら安くても、その方の体にあまりおすすめできないものを買われることになっては、意味がありません。

材料の費用などの原価、製造過程での原価の問題もありますし、いったいいくらで売るのか?そこまで私がタッチします。これまで改善した中でうまくいった例ですが、酢豚をリニューアルし美味しくなったと評判です。

また、新商品も開発していますし、おもしろいことがいっぱいあります。地産地消の時代ですから、他店も競って地場の食材を活用していますね。特に、地産地消の材料は季節ものが多いですから量も限られるという難しい問題があります。その問題を、一つひとつクリアしていきますので、うまくいったときのやりがいは大きいですね。一つひとつの食べ物ですから小さいことかもしれませんが、新規事業には違いありません。年中そのような繰り返しですね。

 私のこのような仕事は、食に関する仕事に関心があれば、誰にでもできることだと思いますので、みなさんも是非チャレンジしてください。高知の健康を、食育コミュニケーターとして支えましょう!