高南台地特有の気候が味の決めて。「今年は特にできがえい!」
 新米が食卓にのぼる秋、自然の豊穣にしみじみと感謝がつのる季節です。
 窪川町で収穫する仁井田米は高知を代表するブランド米。その名前は窪川町が昔、仁井田郷と呼ばれたことに由来します。
 窪川町のある高南台地は、季節の寒暖と昼夜の温度の差が激しく、霧が発生しやすい土地で、それがおいしい米の育つ要因になっています。稲は夏の太陽をたっぷりと浴びて成長し、秋には昼夜の温度差によって栄養とおいしさを穂にギュッと閉じこめるのです。
 米は精製の度合いによって、玄米、胚芽米、白米にわけられます。栄養的には玄米が優れていますが、白米は消化がよく食べやすいのが利点です。米に含まれる炭水化物は体内でブドウ糖をつくり、ブドウ糖は脳の働きを支える唯一の栄養素です。また、血圧の安定に働くギャバという物質も含まれていて、便秘の解消や高血圧の予防に効果があります。
(監修:RKC調理師学校)
 
「今年は前半に日照時間が長くて、稲作にはえい気候でした。
今年は出来がえい!」
と、窪川の稲作農家の皆さん。
小豆のゆで汁で
ごはんを炊くと、お米が
きれいな色に染まります。
秋祭りごはん
自然の恵みに感謝!
旬のおいしさたっぷり
 
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レ シ ピ
■材料(4人分)
 仁井田米 3合
 小豆(乾燥) 100g
 さつまいも 小1本
 しめじ(好みのきのこ類で) 1パック
 松茸の味お吸い物の素(市販) 3袋(9g)
 いりごま(黒) 少々
 塩 少々
 
■作り方
(1) 小豆は虫食いを除いてボウルに入れ、水をたっぷり張って、浮いてきた豆を捨てる。流水で軽くもみ洗いして汚れを落とし、たっぷりの水に一晩浸しておく。
  
(2) 鍋にたっぷりの新しい水と(1)の豆を入れて落としぶたをし、強火にかける。沸騰したらアクの出た湯を捨て、また新しい水4カップを加え、少し固めにゆで、ゆで汁ごと冷ます。
  
(3) 米は、炊く30分位前に洗ってザルに上げておく。さつまいもは皮をむいて約1.5cm角に切り、水にさらしてアク抜きをする。しめじは軸が長ければ半分に切る。
  
(4) 炊飯器に(3)の米を入れ、(2)のゆで汁を通常の水の分量入れる(汁が足りない場合は水を加える)。ゆでた小豆、(3)のさつまいも、しめじ、松茸の味お吸い物を入れて混ぜる。炊飯器のスイッチを入れて炊く。
  
(5) いりごまと塩を混ぜ、食べるときにふりかける。