風、雨、土。できるだけ自然にまかせて作る。 長岡台地の減農薬栽培ニラ。 |
ニラは周年栽培の作物。秋から初夏まではビニールハウス、夏と秋は露地で栽培される。 |
夏の風にニラ特有の香りが運ばれる。南国市の長岡台地でニラを栽培している猪野成人さん。20歳の頃に、アメリカで2年間の農業研修をした後、地元に戻って農業を始めた。「ひとりで試行錯誤をしながら、何年もかかっていきついた」というニラの減農薬栽培。現在は、家族とともに延べ面積177アール の土地で 育てている。「できるだけ自然のまんま、雨と風が天然の虫除けです。水はけと水の便がよい土地の力に助けられてます」。 栄養的には、ビタミンA・C・Eやミネラル、食物繊維が豊富なニラ。特有の香りは硫化アリルで、疲労回復のビタミンB1の作用を活発にして代謝を高めるほか、消化を促す作用があります。また、活性酸素の発生を抑え、がん予防に期待のある栄養素セレンも含んでいます。漢方的には、血行をよくして体を温め、冷えを予防する働きもありますので冷房病に効果的です。 |
(監修:RKC調理師学校) |
豆腐の水気をしっかり 切ることがポイント。 パサパサにならない程度 が目安です。 |